数えるとパリにはバイヤー時代にかれこれ70回ほど行きました。
パリにはエルメス、ルイヴィトン、シャネル、クリスチャンディオールなどの本店があります。
その中で今回はパリのルイヴィトンについて比較したいと思います。
観光客目線とバイヤー目線では大きくイメージが異なりますので、今回は観光客目線でのお話です。
出典 4travel
パリ市内には現在8店舗のルイヴィトンがあり、本店はシャンゼリゼ通りの凱旋門から近いところにあります。
とにかく一年中混んでおり、どの店員さんも多忙で慣れてなければ店員さんを捕まえることですら苦労します。
欲しい商品が決まっており、その商品が入手困難でプレミアが付いている様な商品でも無ければ本店以外での購入をお勧め致します。
普通は頻繁にパリを訪れる事もないでしょうからルイヴィトンがお好きでしたら、もちろん行ってみる価値は十分にあります。
とくに大きな店頭のディスプレイが毎回素晴らしく、店内の二階にはお洋服やジュエリー、時計などの売り場があります。
また比較的入手困難なバッグ等は実は二階にあります。
出典 4travel
バイヤーでも無い限り店員さんの応対は悪くないですが、日本の様な素晴らしい応対は望まない方がいいです。
他のブランドも同様です。
これは以前の記事で少し触れましたが、文化の違いでしょうか、ブランドのお店はどこも買って頂いてるというより売ってあげてるというスタンスなので。
さて、パリ市内のルイヴィトンで店員さんの応対が比較的いいのはデパート内のルイヴィトンです。
ギャラリーラファイエット、プランタン、ボンマルシェ内にあります。
ギャラリーラファイエット店はかなり混雑してます。
また路面店に比べてデパート内の店舗はどこも品揃えは少ないです。
これは日本でも同じですね。
他にヴァンドーム広場、サンジェルマンデプレ、モンテーニュに路面店があり、シャルルドゴール空港内にもお店があります。
どこのお店も本店はどの品揃えではありませんが、個人的にお勧めしたいのはモンテーニュ店です。
出典 4travel
お店に入ってすぐ正面にバッグやお財布等の売り場があり、左奥に入って行くとアクセサリーやジュエリー売り場、ジュエリー売り場を右奥に進んで行くと、スカーフ、シューズ売り場、一番奥にお洋服売り場が当時はありました。
本店に比べると空いてますし店員さんの応対も比較的良かったです。
数軒隣にはクリスチャンディオールの本店があります。
クリスチャンディオール本店は交差点の角にありますが、その反対側角にとっても美味しいお勧めのレストランL’Avenueもあります。
出典 L’Avenue
ここはパリに訪れたら是非行ってみてください。
テラス席もありますが2階には当時とても大きな看板犬が居ました。
シャンゼリゼ本店からも歩いて10分くらいの距離です。
お気に入りのレストランなのでこちらを掲載しましたが、実はこの交差点の他の角にはジバンシィの本店、ニナリッチの本店もある凄い交差点なんです。
シャンゼリゼ本店からこの交差点に歩いてくる途中にはエルメスのジョルジュサンク店(後日説明しますが、ここは一部のバイヤー間では帽子店と呼ばれてます)やラ・メゾン・デュ・ショコラがあり、ここのラ・メゾン・デュ・ショコラはイートイン可能で、店内でコーヒーとチョコレートやエクレアなどを頂くことが出来ます。
ここのチョコレートは本当に美味しいですよね。
ちなみに日本ではボンボンショコラが一粒500円ほどしますが本場パリでは一粒200円ほどで買えます。
余談ですがバレンタインデーにチョコレートを贈る風習はパリではありません。
しかも女性から男性では無く、バレンタインデーは男性から女性に贈るのが普通で、赤いバラを香水やアクセサリー、ランジェリー等と一緒に贈る事が多いようです。
義理チョコなどの風習も無く恋人や夫婦で愛を確認しあう日がバレンタインデーです。
ホワイトデーというのはありません。
話が逸れましたが、パリのルイヴィトン比較とお勧めでした。
また今後、欧州の他ブランド比較もしたいと思います。