AIがルイヴィトンの真贋を鑑定

これ本物?ヴィトンなら精度97% コメ兵、AIで鑑定 

中古品販売大手のコメ兵(名古屋市)は、バッグなどのブランド品を買い取る際の鑑定業務に、人工知能(AI)を活用すると発表した。鑑定士の作業を効率化し、接客サービスの向上につなげる。

朝日新聞デジタルが昨日公表した記事の一つ

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出典 朝日新聞社

高級ブランドのバッグやお財布は偽物が多数存在し、ネットにも溢れかえっています。
そういう意味ではAIがもっと進化を遂げて偽物がこの世から無くなればいいと思うけど、今回の記事を読み進めると、どうも今まで店員さんがしていた鑑定業務の一部をAIがするという事らしい。

最初は「ルイ・ヴィトン」のバッグや財布、小物類の鑑定で活用する。持ち込まれた商品の複数の箇所に小型カメラをあて、コメ兵が蓄積したデータと照らし合わせ、本物かどうかをAIが分析。約10秒で判定ができるという。 

コメ兵では、専門教育を受けた鑑定士約300人が在籍し、宝石や時計などの高級ブランド品を中心に年間140万点ほどを鑑定し買い取る。いまは鑑定士が一つの商品につき、3~5分ほどかけて見極めている。

コメ兵さんにとっては人件費の削減と鑑定ミスを減らす為に画期的なシステムだと思うけど、出来ればAIを利用して一般の購入者が騙されて偽物を購入する様な事が起きない様なシステムになればいいなと思います。

アメリカでは3年ほど前からスマホで商品の写真を送ると鑑定?してくれる世界初のオンデマンドソリューションが既にあります。

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https://www.entrupy.com/ja/

それもルイヴィトンだけでは無くエルメスシャネルグッチプラダクロエセリーヌボッテガヴェネタコーチフェンディサンローランバーバリーバレンシアガディオールゴヤールなど15ブランドの鑑定?が可能らしいです。
無料では無く月に5点で約1万円の料金が掛かります。

コメ兵さんにもこの様なシステムを安価で提供して頂きたいものです。

いくつか「鑑定?」と記載しましたのは、朝日新聞デジタルの記事内にも「鑑定」や「鑑定士」という言葉が出てきますが、そもそもブランド品に鑑定士という国が認めた資格はありませんし厳密には鑑定というのものは出来ません。
お店が勝手に(そこまで言うと少し語弊が有りますが)名乗っているだけです。
そういう意味では私も鑑定士です(笑)
※ちなみに国家資格で鑑定士と名前が付くのは不動産鑑定士だけです。

そもそもブランドを鑑定するとはその価値を保障する事なので、それが出来る、つまり鑑定が出来るのはブランドを所有する会社のみなのです。
所有会社で無ければ鑑定は出来ず「査定する」「目利きする」までとなります。

話が少し逸れましたが、今回はAIが人の職場に進出してきているお話でした。

え?そんな話なの?(笑)